今週末1月30日(土)2時開演
ホワイエコンサート~素浄瑠璃の床本付きプログラムを作りました
「床本」とは義太夫の詞章が書いてある台本のこと
太夫さん御三味線さんが座る場所を「床」と呼ぶことから
ここで使う「本」を
「床本」と呼ぶようです。本来は 毛筆、自筆、1ページに5行で書かれているらしいので
この印刷物を 「床本」と読んでよいのかためらうところですが
かけ言葉があったり、昔の言い回しで 特に節になっているところは 聞き取りにくく理解できない場合もあります
「床本」があれば安心です。私も文楽に生き始めた学生の頃は、太夫さんのすぐ近くの席で(つば被りといわれる席)「床本」にかじりついていました。 お恥ずかしい
そのころはまだ舞台の上の字幕 というものはありませんでしたしね。重宝しました。
ですが
上演中は 床本をわきに置いておいて、太夫さんの声 三味線の音に耳を集中してみませんか。
言っていることがわかる ということよりも得るものがあるように 思います
この床本を読むのは家に帰ってからのお楽しみにとっておいてはいかがでしょう