夢ホールホワイエ、つまりロビーでの演奏会です。
普段はホール開場をお客さんたちが待っている場所です。夢ホールのそれは結構広く、外からの光も燦々と入ってきます。ホールのロビーとして独立しておらず、会館の他の会議室などへの通り道となっています Σ(・□・;)
演奏会をしていると、他の会議に来られた方が気兼ねそうに通り抜けて行かれます。申し訳ないという思いと、この音楽を小耳にはさんで行ってくださいな。という思いの両方。
幸いお叱りはいただいていません。ありがたい (人''▽`)
1、始めた理由
2、出演者のこと
3、ホール以外を会場とする演奏会
4、これから
1、始めた理由
ガラスと石に囲まれて、天井も高く素敵な空間です。響もよい。
ここで何かイベントができそう・・・とは考えていて。
マリンバ奏者の通崎睦美さんが来られた際には、ケーキとお茶付でマリンバばかりのトリオ演奏を披露いただきました。
可児市文化創造センター館長の衛紀生さんの講演会を催したこともありました。
607名収容のホールでの催しは、予算や出演者の選定など、企画することはそう簡単なことではありません。ですが、皆さんに数多く会館に足を運んでいただく機会を提供する必要があります。そこで思いついたのがこの「ホワイエコンサート」
ここでなら70名程度のお客様を見込み。元から喫茶コーナーがあったので、お茶をお出しすることができる。お茶付の演奏会を年間に3回開催しようと決定。
ホールの階段はつらい、コホッと咳が出るのも気兼ねだし、2時間の演奏会はしんどくて・・・と言うご年配の方にも来やすい演奏会にできました。
2、出演者のこと
チケットはリーズナブル、収容人数も少ない、となると予算に限りがあります。交通費が必要ない、地元の演奏家の活用が必須でした。
当時流行っていた「地産地消」にあやかり「地産地聴」と名付けて、できる限り地元演奏家に出演いただきました。 演奏機会を作ることは公共ホールの役割でもありますね。
最近は、県外からの出演者をお呼びすることも増えました。出演者にご無理を聞いてもらっているような・・・気もします
3、ホール以外を会場とする演奏会
アエルワホールではお茶付の、あわぎんホールではワイン付きの演奏会が行われています。徳島県文学書道館でのロビーコンサートも人気です。
数年前、建築学科の大学生が、「全国のホール以外を会場としている演奏会を研究」の調査に来られたことがありました。あの研究はその後どうなったのでしょう
4、これから
気軽に楽しむという雰囲気を大切にしながらも、プログラムには
あまり知られていないかもしれない、
その楽器の魅力を最大限に引き出すような楽曲を加えてもらっています
クラシックに限らずジャズ、朗読、長唄、筝曲に取り組んできました
来年は 義太夫を紹介します。お試しください