当会の最初の演奏会
ちらしが残っておらず、資料綴じのための穴が空いています。しかも特色刷り。まだまだカラー刷り(4色刷り)はお高かったのです。
関西ドイツ文化センターに紹介いただいたグループで、ドイツの文化を海外に紹介するという事業にのっとったものです。
共催に 自由ハンザ都市ハンブルグ、関西ドイツ文化センター
後援が 阿南市教育委員会のほか、大阪・神戸ドイツ共和国総領事館
という名前が見えます。
土曜日の、午後7時開演
当時、午後6時半開演 というのが一般的なところでしたが、30分遅らせました。
都市では7時開演が増えてきた頃でした。夕方仕事を終えて、駆け付けるには少し厳しいと思われたのですが、今では夜公演は7時が一般的になっています。
つまり、当会が先駆け!ということです。
土曜日なのに夜公演。この頃まだ土曜の昼公演は一般的でなかったのでしょうか?それとも当日到着で昼公演は無理だったのか、記憶にありません。
この頃は演奏者に、終演後舞台で花束を渡すことが慣例で、当会も渡しました。最近ではあまり行われていないようです。先日市民コンサートの演奏会で主催者から舞台上での花束贈呈があり、驚いたくらいですから、本当に見かけなくなりました。
さらに、開館したばかりの阿南市文化会館では、初めての海外からのお客様(出演者)ということで、館を上げての歓待。躙り口から茶室に入り、裏千家の皆さんによるお茶会を催していただきました。
演奏はSTRING THINGという弦楽四重奏。
2本のヴァイオリンと、ヴィオラ、チェロという編成が一般的ですが、こちらは ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成で、すべてオリジナルを演奏。
なかなか面白くって、その年の冬に来られた作曲家でピアニストの谷川賢作さんにもCDを聞いてもらったのでした。
さらに当時は、男性理事が多く、終演後は居酒屋での打ち上げが恒例。和食を楽しみました。なにか焼き物の上でゆらゆら揺れる鰹節に驚いていたのは、この人たちだったかなぁ?